
「このままで本当にいいのか?」
30歳を過ぎた頃、ふとそう自問自答したことがあった。
特に大きな不満があったわけではない。けれど、毎日同じ景色、同じ仕事、同じため息。
そして気づいた――
「このまま人生が終わっていくのは、絶対にイヤだ」と。
この記事では、**未経験・30代・スキルなしだった私が、人生を切り開いた“転職ストーリー”**をリアルに綴る。
転職に踏み出せずに悩むあなたにとって、ほんの少しでも背中を押すことができれば嬉しい。
【第1章】人生が止まったように感じた、あの頃
当時の私は、都内の小さな会社でルーティン事務をしていた。
朝9時から夕方6時まで、言われた通りに書類を作り、ミスなく処理する。
評価されるのは「間違いがない」かどうかだけ。
誰かのために役立っている実感もなければ、成長している感覚もない。
ふと社内を見渡せば、私より10年先を歩く先輩たちが、同じ席に同じように座っていた。
「未来の自分の姿」だと気づいたとき、震えるほど怖かった。
【第2章】転職を考え始めたきっかけは、たった一言
転機は、何気なく見たSNS投稿だった。
「転職して半年。毎日楽しいって初めて思えた」
その言葉に衝撃を受けた。
“仕事が楽しい”なんて、漫画の中だけだと思っていたから。
それからというもの、通勤電車の中では転職サイトを見て、
仕事終わりには転職経験者のブログを読み漁った。
けれど、どこを見ても「経験者優遇」「実績歓迎」の文字。
未経験・実績ゼロ・アピールポイントなしの私は、完全に自信をなくした。
【第3章】それでも諦めなかった。最初の一歩は「無料相談」だった
ある日、「未経験からでも相談OK」と書かれたLINE登録のバナーを見つけた。
正直、半信半疑だったけれど、無料だし失うものはない。
そう思って登録し、キャリア相談を申し込んだ。
最初の面談で、担当の方がこう言った。
「Haradaさん、今まで『何をしてきたか』より『これから何をしたいか』のほうが大事ですよ。」
その瞬間、涙が出そうになった。
今まで、自分の過去ばかりを責めていたけど、
これからの自分に期待してもいいんだ、と初めて思えた。
【第4章】未経験の自分が、選んだ新しい道
そこからは、怒涛のように行動した。
- まずはキャリアの棚卸しをして、自分がどんな時にワクワクするかを言語化
- 興味のあったIT業界・マーケティング職に絞って情報収集
- ポートフォリオ代わりに個人ブログを立ち上げ、思いや企画提案を発信
- 模擬面接を繰り返し、**「なぜこの業界か」「何をしたいか」**を言葉にする練習
そして応募開始から約1ヶ月後、ある企業の人事からこう言われた。
「未経験だけど、あなたの熱量を買いたいと思いました。」
その言葉をもらった時、スマホの画面をにらみながら何度もうなずいた。
【第5章】転職して得たものは、年収だけじゃない
転職後の仕事は、最初は本当に大変だった。
- 知識ゼロからの業務習得
- チームとの連携
- 毎日の小さな失敗
でも、不思議なことに、どれも苦じゃなかった。
なぜなら、「自分で選んだ仕事」だったから。
半年後、初めて担当したプロジェクトが成果を出し、社内で発表された。
「あなたがこの企画を出してくれて本当に助かった」と言われた時、胸が熱くなった。
年収も**前職比+110万円(310万→420万円)**に。
休日も増え、生活にも余裕が生まれた。
【第6章】転職で失ったものと、得たもの
失ったものもある。
- 安定した毎月の作業
- 気を遣わずに過ごせた環境
- 適当にやっても怒られない日々
でも、それ以上に得たのは、
- 「誰かに必要とされる」実感
- 自分の未来にワクワクできる心
- そして「自分を信じる力」
今の自分を、過去の自分が見たら驚くだろう。
でも、間違いなく言えるのは、あの時の一歩がすべての始まりだったということ。
最後に:あなたの物語は、ここから始まる
転職は怖い。
未経験ならなおさらだし、30代はもっと不安になる。
でも、それでも動いてほしい。
今のままじゃ苦しいと思うなら、変える力はあなたにある。
迷っているなら、誰かに相談することから始めてみて。
私も、そこからすべてが動き始めたから。
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あの時の私のように、まずは一歩を。