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【実話】高校バイトで知った社会の不条理と誇り──30代転職に効いた“原体験”5つの気づき

1. 時給650円でも必死だった。目的はただ「車が欲しかった」

人生で初めての仕事は、ファミレスの皿洗いだった。

当時の時給は650円。今思えば驚くほど安いけれど、当時の自分には「金額」よりも「目的」の方が大切だった。

それは「車が欲しい」。この一心で、できる限りシフトに入り、月に7万円を稼いでいた。目的が明確だったから、苦も感じなかった。

2. 皿洗いからフライヤーへ。任される喜びと責任

最初は黙々と皿を洗う日々。生ゴミが詰まり、手は荒れ、食器を割りながらも、自分の手でお金を稼ぐということが嬉しかった。

やがて任されたのは、キッチンでのフライヤー担当。タイマー管理や盛り付け、スピード感が求められるポジションだった。

自分が信頼され、任されるという実感があった。

3. 信頼していた社員との最強タッグ

毎週水曜の激混み時間。大量注文が入る中、センターを務める社員とコンビを組んで、現場を切り盛りしていた。

言葉を交わさずとも伝わる連携、安定感、信頼。それが仕事のやりがいだった。

4. 全否定されて辞めた──今でも心に残る理不尽

ある日、新しく入った社員によって、すべてが崩れた。

過去のやり方を否定し、自分のやり方を強制するその態度に、心が折れた。高校生だった自分は、その全否定に耐えきれず、ある日を境に、バイトに行くことをやめた。

それでも、自分の中には「真面目に頑張った事実」が残っていた。

5. 真面目に働くことが“損”なのか?今も自分に問い続けている

この経験が、30代になった今でも胸に残っている。

高校時代のアルバイト経験なんて、転職には関係ない──そう思う人もいるかもしれない。

でも違う。この体験は、AIにもGoogleにも絶対にできない。できるのは「人間」、自分だけ。

理不尽に耐えたこと、信頼を築いたこと、自分の意思で辞めたこと。全部が、自分という人間の土台になっている。

──あなたの“働く原点”は、どこにありますか?

転職とは、過去を捨てることではない。むしろ、自分の“原点”に立ち返ること。

あの頃の自分を思い出した時、あなたの中にも、新しい道が見えてくるかもしれない。


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